今お勤めの会社に「企業型確定拠出年金」はありますか?加入している人は、活かしてくださいね。
企業型確定拠出年金(企業型DC)とは
加入しているかどうか確認しよう
まずは、今の会社に「企業型確定拠出年金(企業型DC)」があるのかどうかを確認する。
この企業型DCは、下記の図でいうと、第2号被保険者の3階部分にあります。
「企業年金」と言われるところで、会社が「公的年金」のプラスアルファとして用意してくれています。
ということは、この「企業型DC」があれば、従業員思いのいい会社にお勤めだということです。うらやましい限りです。
企業年金とは
・企業型確定給付年金(企業型DB):
⇒給付が確定(受け取れる金額が確定)している。企業年金基金や企業等が、年金資産を管理・運用している。
・厚生年金基金:
⇒給付が確定している。厚生年金基金が年金資産を管理・運用している。
・企業型確定拠出年金(企業型DC):
⇒拠出が確定(毎月積み立てる金額が確定)している。掛金の額と個人での運用結果により受け取れる年金額が変わる。
低金利の時代が長く続き、確定給付のタイプは減っており、個人に運用を委ねた確定拠出が増えています。
加入したときから触ってない?!
そもそも、「加入していたことも知らなかった。」「勉強会に参加はしたけど、よくわからなかったからそのままだ。」など、せっかく会社が用意してくれた制度を活かせていない人が多くいらっしゃいます。
メリットは?
・自分自身で運用を行い、運用成績によって将来受け取れる年金が変動する。
・運用で得た利益は全額非課税に。
・会社が拠出している掛金は社会保険料や税金は引かれない。
・上記マッチング拠出として上乗せで拠出した掛金は、全額所得控除。(所得税・住民税軽減)
デメリットとしては、上記メリット部分でもある、自分自身で運用して将来受け取れる金額が変動するところです。
この制度を活かしていこう!
この企業型DCがあるということを、まずは感謝していただき、メリットを十分理解した上で、しっかりと活用していっていただきたいです。
加入したときから全く触っていなかった方は、運用状況を確認できるホームページのIDとパスワードもわからなくなっていることが多いので、会社に問い合わせてみてください。
新型コロナの影響で株価が暴落しており、運用なんて怖いと思っているかもしれません。
ただ、この企業型DCは、世の中の状況がどうであれ、毎月積み立てされています。ですから、なおさら自分自身の加入状況がどうなっているのかをしっかりとチェックしておく必要があるのではないでしょうか。
《編集後記》
息子の学校が休みになってから、離れたおじいちゃんと
おばあちゃんが孫に会いたがっています。頻繁に会えないので
会いに行きたいのですが、自分たちがもしかしたら症状が
出ていないだけだったら、と考えると会いに行けないです。。