「どうせ年金ってもらえないんでしょ?」年金について、あまりよいイメージがない方も多いのではないでしょうか。ただ、年金の見方を変えれば、実は年金ってスゴいんです。年金は最強の『保険』なんです!年金に不安を感じている人に読んでいただきたい記事です。

年金は最強の『保険』!?

「年金はもらえないの?」実は年金はスゴいんです。年金は最強の『保険』!?

「どうせ年金なんてもらえないし・・。」「毎月の給料からいっぱい引かれて・・・取りすぎだと思う・・。」など、世間一般的によく耳にするかと思います。私のお客さまも年金を不安に思われている方が多いです。

残念ながら年金のイメージはあまりよくないです。でも、見方を変えると「年金」って結構スゴイですよ。

そもそも「年金」は、大きく分けると「公的年金」と「私的年金」に分かれます。

(A)公的年金 ⇒ みんな加入(年齢など条件にあてはまる人)
(B)私的年金 ⇒ 加入は自由(会社によっては全員加入の場合もあり)

今回は、みんなが必ず加入しなければならない「(A)公的年金」についてのお話です。
ちなみに、iDeCo(イデコ)は、「(B)私的年金」になります。重要な内容なので、また別の日に書きますね。

この(A)公的年金は、「国民年金」と「厚生年金」のことを言います。

①国民年金 ⇒ 日本に住んでいる20歳以上60歳未満の人すべて
②厚生年金 ⇒
会社員・公務員
日本の年金制度
【図1】日本の年金制度

年金は最強の「保険」

公的年金には、「貯金」のイメージがあるかもしれませんが、実際は「保険」なのです。

「給与明細」や「ねんきん定期便」を見ていただくと、はっきりと

国民年金保険料
厚生年金保険料

と書いてあります。

上の【図1】に、自営業の方が加入できる「国民年金基金」というのがあり、2階部分にも入っていますが、これは(A)公的年金ではなく、あくまでも(B)私的年金になります。「国民年金基金」に対して支払っていくのは保険料ではなく、掛金になります。

どんな保険なの?

では、どんな時に受け取れる保険なのでしょうか?

・長生き
・病気・けが
・死亡

かんたんに書くと、こんな感じです。
では、それぞれ見ていきましょう。

長生きしたとき(老齢年金・老齢厚生年金)

長生きリスクというと、変な感じがしますが、長生きになればなるほど、老後資金が必要になります。
民間の保険で近いのが、個人年金保険です。

ただ、大きな違いとして、生きている限りずっと受け取ることができるところです。

けが・病気で働けなくなったとき(障害年金・障害厚生年金)

特定の障がい状態によって、受給できます。
民間の保険で近いのは、就業不能保険などです。

ただし、ここでも大きな違いとして、障がいの程度が変わらない限りずっと受け取ることができます。

死亡したとき(遺族年金・遺族厚生年金)

上記2つは、自分自身で受け取るものでしたが、これは遺されたご家族が受け取ることになります。
民間の保険で近いのは、死亡生命保険です。

ただ、遺族年金に関しては、子どもがいる場合や期間の制限があります。

保険加入や見直しは、年金を知ってから

上記3つの範囲をカバーしたような保険は、おそらく公的年金しかありません。

また、公的年金は、将来物価が上がった場合もある程度調整されるようになっています。これも、民間の保険とは大きな違いとなります。

このように、実はスゴい保険に既に入って(入らされていた?)いるので、必要以上に保険加入することはお気をつけください。

足りないところがあれば、その足りないところだけ、必要な期間だけ、加入するだけで大丈夫です。

公的年金について、再認識いただけたでしょうか。「ねんきんネット」も最近リニューアルされて、見やすくなったので、まだ登録されてない方は、是非見てみてください。
「ねんきんネット」?何の話?という方は、ブログで書きますので、少しお待ちください。。。

 

 

 

 

《編集後記》
やっとブログを公開できました!
まだブログ名がはっきりと決まってないですが、
今日からどんどん書いていこうと思っています。
FPに関連する記事だけでなく、何かしらお役に立ちそうなことを
書いていきますので、楽しみにしていてください。