資産運用するなら長期がいいと言われているけど、なぜなんでしょう?長期運用の効果の一つ、「複利」の力を見てみましょう。

時間を味方に。複利のパワーを知ろう!

単利と複利

単利(たんり)と複利(ふくり)。 聞いたことあるようなないような。。。

この時点で、難しそうで「体が受けつけません」って人もいるかもしれません。

ですが、一度知ってしまえば大丈夫!

一般的に皆さんがイメージしている金利というのは、おそらく複利のことだと思います。

では、この単利と複利、何が違うのか見ていきましょう。

●単利 ⇒ 元本(がんぽん)にのみ利息がついていく
●複利 ⇒ 元本+利息の合計に、また利息がついていく

これだけだと、「???なんのこっちゃ?」だと思いますので、例を見てみましょう。

【例】
100万円(元本)を年10%の単利で運用した場合、5年後の金額は?
【例】
100万円(元本)を年10%の複利で運用した場合、5年後の金額は?
複利例

72の法則

上記のように、複利で運用できた方が、効果が高いのがわかります。

この複利のパワーを、より分かりやすくしたものとして72の法則というものがあります。

【 72の法則 】

「元本を倍にする」には何年かかるのか?を簡単に導き出せる法則

金利 × 元本が倍になる年数 = 必ず「72」になる

          ↓

72 ÷ 金利 = 元本が倍になる年数

例えば、今の普通預金の金利が、大体0.001%とします。

72 ÷ 0.001 = 72,000年

普通預金に100万円を置いていたら、倍の200万円になるのは、72,000年かかるというのがわかります。

生きてないですね・・。地球があるのかどうか・・・。

金利1%で運用: 72 ÷ 1 = 72年
金利2%で運用: 72 ÷ 2 = 36年
金利3%で運用: 72 ÷ 3 = 24年
金利4%で運用: 72 ÷ 4 = 18年

アインシュタイン博士も、複利について以下のような言葉を残しています。

複利効果は人類最大の発明

アインシュタイン

時間を味方につけて、お金に働いてもらおう

少しでも高い金利(0.1%でも0.01%でも)で、少しでも長く置いておくことができれば、複利の力で雪だるま式に大きくなっていきます。

ちなみに、借金もほとんどが複利ですので、しっかりと理解した上で、利用してください。カードローンは金利が13%くらいあったりしますので、複利のことを知ると、恐ろしくなってきますね。

若い方は時間がたっぷりありますので、時間を味方につけて、無理せずに、少しずつでもいいので、運用を考えてみていいでしょう。

味方につける時間があまりないと思われている方も、「最も長く時間が取れる時はいつなのか?」と考えてみてください。

それは「今」です。

 

 

《編集後記》
今日、近所の飲食店が閉店になっていました。
身近でも新型コロナの影響が目に見えてきました・・。