いきなり「おすすめの保険教えてください!」と聞かれたら、答えは・・・「ごめんなさい。わかりません。」。
よく聞かれる「おすすめの保険」だけど・・
本当によく聞かれます。それもいきなり。
「医療保険に加入したいんですけど、おすすめ教えてください!」
「今人気なのを教えてください。」
「プロだったらわかりますよね。」
いえ、プロだからこそ、今の段階では、”わからない”んです。
お客さまのために考えれば考えるほど、”わからない”んです。
なぜ、わからないのか?
理由の前に、保険も結構長い期間支払っていくので、最終的に支払う総額は、大きな金額になることもあります。
例えば、家を購入するとなったときに、おすすめ教えてくださいと、すぐに決めてしまうことは、おそらくないのではないでしょうか。
家と比べるなんて、金額が違い過ぎるよと思われるかもしれませんが、金額はあまり関係ありません。必要以上に持つことが、あまりにももったいないという話です。
なぜ、”わからない”のかの理由は、3つあります。
①そもそも何を基準に「おすすめ」したらいいのか、わからない
保険料が安いのがいいのか、保障が手厚いのがいいのか、一生支払い続けなくていいものがいいのか・・など。
何をもって「おすすめ」したらいいのか、わからないためです。
たとえば、医療保険を考える際に、長く入院してもお金が受け取れるのがいいのか、たった1日でも入院したら受け取れるものがいいのか、がんになったら保険料の支払いが止まる方がいいのか、など、同じ医療保険でも、保険会社によって、機能の差が結構あるのです。
②そもそもその種類の保険でいいのか、わからない
さきほどと同じ医療保険を希望しているとして、本当に求めている保険が、医療保険であっているのか、わからないからです。
保険について詳しければいいのですが、偏った知識しかなかったり、もしかしたら間違って知ってしまっていたりすると、実は別の種類の保険の方が合っていたってことになってしまいます。
知らなかったために、自分には医療保険がいいのだろうと思って、医療保険を求めていることもあるのです。
③そもそも保険が必要なのか、わからない
今の状況、将来のことなどを踏まえるまで、本当に保険が必要かどうか、わからないからです。
国の制度のことなどを詳しく知らなくて、心配で保険加入を希望していたが、実は不要だったというケースはよくあります。
まとめ
他人にとっていいものが、自分にもいいとは限らない
友達が加入しているから、自分も必要か、というと、そんなことはありません。
みなさん、それぞれ価値観は違いますし、環境も違います。
同じ種類の保険を検討している人が10人いたとすると、ほぼ10通りの提案になるでしょう。
ご夫婦で違うものになることもよくあります。
すぐにおすすめ商品が出てくる時は慎重に!
こちらの希望をほとんど聞かれないまま、すぐにおすすめ商品が出てきた時は、向うの都合のよいモノ(売りたいモノや、より儲かるモノ)の可能性が大きいでしょう。
あまり安易には考えずに、一旦持ち帰って、本当に今の自分に必要なのかを考えてみてください。
どのように考えればいいのかわからない時は、しっかりとご自身のことを考えてくれるアドバイザーに相談することをおすすめします。
《編集後記》
息子(7歳)を見てると、子どもの頃の自分を見ているような感じになります。
そこまで遺伝するのかと思うくらい、同じような”あほ”なことをしてます(笑)。
私は、二人兄弟の次男で、やんちゃでひょうきんな典型的な次男坊でした。
息子は一人っ子なのですが、次男坊っぽくひょうきんです。
もしかしたら、パパをお兄ちゃんとも思ってる!?(笑)