年金のことって、どこまで知ってますか?意外と知られていないこともあるので、基本的なことも含めてまとめてみました。

「年金」を英語で「Pension」といいます。

年金:基本編

年金は最低25年間は加入していないと受け取れない?

2017年から、10年以上に短縮されました。(受給資格期間は10年。)

この期間には、国民年金や厚生年金、共済年金だけでなく、保険料免除期間も含まれています。

老齢基礎年金は何年保険料を納めたら満額受け取れる?

40年間。 (20歳から60歳まで納めます)

(令和4年度の額)
年金額(満額)= 年額777,792円(月額64,816円)

老齢基礎年金は65歳まで受け取れない?

原則として65歳から受け取れます

繰上げ受給:60歳~65歳になるまでの間に繰り上げて受け取ることもできます。
繰下げ受給:66歳以降から70歳までに間に繰り下げて受け取ることもできます。

年金制度の改革案:受給年齢を60歳~75歳まで。(2022年4月施行予定)

年金:意外と知らないかも編

将来受け取る年金は、今まで納めている保険料が積み立てられたもの?

日本の年金制度は、積立方式ではなく、賦課(ふか)方式といって、現役世代が納めている保険料が、現在受け取っている世代の年金の元となっています。

老齢基礎年金の中身は、保険料以外に税金も含まれている?

1/2は税金(国庫負担)で賄(まかな)われています。昔は1/3だったので、国が負担している比率が増えています。

ということは、「どうせ年金なんてもらえないでしょ」と思って年金保険料を払ってなくても、半分は税金で納めているので、将来年金を受け取らないと、払い損になってしまいますね。

老齢基礎年金の中身は、「保険料」と「税金」だけで準備されている?

積立金」もあります。

日本は、少子高齢化が進んでいるため、現役世代の保険料のみで年金を給付すると、将来世代の負担が大きくなってしまいます。今までの保険料の中で、年金の支払い等にあてられなかった部分を積み立てています。

老齢基礎年金は、「保険料」「税金」「積立金」で作られています。

まとめ

誤解していたり、知らなかったりすると、不安になってくると思います。

自分自身の将来にかかわってくることについては、正しく理解することで、少しでも不安を安心にかえてみてください。

もちろん、正しく理解することで、より不安になることもあるかもしれませんが、早く知ることで、前もって備えておくことができると考えていただくと、これもまた安心できるのではないでしょうか。

 

 

 

《編集後記》
外出自粛の状況を考えると、今後はYouTubeなど
動画も作っていかないと・・と思っていますが、
カメラの前で話すのは緊張しますね・・。