投資初心者におすすめの「つみたてNISA」。あらためて気をつけておくポイントを見ておきましょう。
投資の初心者には「つみたてNISA」がおすすめ
投資をやってみたい初心者におすすめなのが、「つみたてNISA」。
対象商品が、長期の資産形成に向いている低コストのものだけに、金融庁が厳選されています。(2020年4月時点で156本(金融庁サイトより))
厳しい条件をもとに選ばれていて、数も少ない(といっても結構ありますが・・)ので、商品選びが心配な初心者の人でも、選びやすいのではないでしょうか。
つみたてNISAの詳しいメリットについては、下記を参考にしてみてください。
あわせて読みたいはじめての投資なら、シンプルに「つみたてNISA」で
つみたてNISAの注意点
初心者におすすめとはいえ、注意しておかなければならないこともあります。
●損が出ても、なにもできない
専門用語で言うと、「損益通算」ができません。
どういうことかというと、たとえば、株式や投資信託など、複数の証券口座で取引があった場合に、口座Aで20万円の利益があり、口座Bで-10万円の損失があると、通常、口座Aと口座Bを相殺して、利益10万円のみに税金がかかることになります。
ただ、NISA口座の場合は、他の口座とは差し引きできないようになっています。
言い換えると、利益が出ていないと、そもそものつみたてNISAのメリットがありません。(つみたてNISAは利益が出ても、税金がかからないので。)
また、通常であれば、損失自体を、翌年以降3年間は繰り越すことができ、利益が出た時に、相殺できるようになっています(「繰越控除」といいます)が、つみたてNISAは対象外です。
●非課税枠は翌年に繰り越せない
つみたてNISAの利点は、利益が出た場合に、税金がかからないことです。
その非課税になる対象が、1年間で40万円までと決まっています。仮に、30万円分までしか使ってなくても、残りの10万円分は、翌年に繰り越されるわけではありません。
できるだけ上限の40万円分を使えるに越したことはありませんが、無理せずにできる範囲内で積み立てていきましょう。
●一括では支払えない
名前の通り、あくまでも、積み立てで継続していく制度です。まとまったお金があるので、一気に投資したいということはできません。
●商品数は金融機関によって異なる
どこで口座をつくっても、取扱い商品数が同じというわけではありません。
つみたてNISA口座を開設する前に、どんな商品があるのかは、前もって知らべておいた方がいいですね。
取扱い数が少ない方が選びやすいという利点もありますが、登録されている商品数は約150本ありますので、できるだけ希望する商品をあつかっているところで、口座開設するようにしてみてください。
まとめ
今回は、つみたてNISAの注意点を見てきました。
初心者の方によくあることですが、なかなか一歩を踏み出せないため、どうしても注意点ばかりに目が行ってしまいがちです。
もちろん、しっかりと理解はしておくことではありますが、まずは少額からでいいので、つみたてNISAを始めてみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたいコロナ時代にあらためて知っておきたい。資産を増やす3つのキホン。
《編集後記》
FacebookのオンラインミーティングMessenger Roomsが、
先日、日本でも始まったので、試してみようとしたら、
ボタンが表示されていなくてできない・・。
アカウントによって順次対応なのかと思っていたのですが、
スマホのアプリではできました!なんでかな?
Windowsでは未だできず・・・。