なにかと大変だったことの方が、記憶に残っていませんか?何でもお任せするよりも、少しは自分で出来るようになった方が、いいと思いませんか?
あっさり終わったことは、意外と覚えていない
たとえば、旅行。
ツアーに参加して、何もかも添乗員さんにやっていただけるので、旅行を楽しむことにだけ時間を使うことができる。
ツアーのメンバーがよかったら、より楽しい旅行になると思います。
でも、時間が経って、一緒に旅行に行った人たちと思い出話に花が咲くと、「空港で自分のカバンがなかった」「観光地で迷子になった」など、ちょっとしたハプニングの方が鮮明に覚えていることってないでしょうか。
時間が経てば、いい思い出に
私は新婚旅行でメキシコのカンクンというところに行ったのですが、ツアーには参加しませんでした。
飛行機とホテルのみ予約して、それ以外は全て現地で探すという、あまり新婚旅行らしくない形です。
旅の後半にいいホテルに泊まるために、前半はリゾート地から離れた場所にあるホテルで宿泊費を抑えるという、これまた新婚旅行らしくないですね。まあ、妻もこのプランには賛成だったので、問題ないですが・・。
空港でレンタカー(ナビなし)を借りて、ホテルに向かいます。ガイドブックの地図を見ながら、なんとか現地到着。と思ったら、ホテルが見つからず、辺りも暗くなってきたので、路地に車を止めて、歩いて住所の場所に行ってみたら、ありました、ホテルが。
何度も目の前を車で通っていたのですが、ホテルと気づいていませんでした。
日本からカンクンまでのフライトは、アメリカのヒューストンで一回乗り換えて、約16~17時間。結婚式が終わった翌朝早くに飛行機に乗ったので、流石に疲れて、妻がシャワーを浴びたら、ほぼ水しか出ず・・・。(翌日はちゃんと出てました。)
たまたまだったとは思います。ホテル自体は、マヤ文明に関連するモノが置いてあったり、とてもいい雰囲気のところでした。
もう一つのホテルへの移動日は、マヤ文明の遺跡を見に行く日でした。チェックアウトしてるのでスーツケースを乗せたまま、一面ジャングルの中のまっすぐな1本道を走っていました。車は一台もすれ違うことなく、前にも後ろにも走っていません。と、その時、メキシコ軍?の検問で止められました。マシンガンを持った人が5,6人。スペイン語で話しかけられ、全くわからず、英語を話せる人が辛うじて一人いたので、なんとかなりましたが・・。
「どこから来た?」⇒日本
「いつ来た?」⇒二日前
「何しに来た?」⇒新婚旅行
「どこに行く?」⇒チェチェンイツァ遺跡を見に行く
「トランクを開けろ。この荷物はなんだ?」⇒ホテルを変わるので・・・。
「通っていいよ。よい旅行を。」
といった感じで、もともと何もしてないので、怖がる必要はないのですが、結構怖かったです。
まだまだおもしろハプニングはありますが(笑)。長くなるので、この辺で。
このように、十数年前のことですが、今でもはっきりと覚えています。妻とたまに話をして盛り上がっています。いつも同じ話なのに、いつも盛り上がります!
自分でできるようになってほしい
上記の話は、個人旅行がいいと勧めているわけではありません。あくまでも、ちょっとしたハプニングやちょっと手間をかけたことは、何年たっても覚えているということを言いたかっただけです。
私の仕事でいうと、いつも資産形成などのお金の相談を受けています。
このお金の話になると、日本では、お金の教育を受ける機会がないため、知らない方が多いです。
何でもお任せしますといって、何のために何をやっているのかわからないまま、言われるがまま商品を選んでしまっている人もいるのではないでしょうか。
そうならないように、お金の知識を付けてもらって、少しでも自分自身でできるようになってほしいと考えています。
自分でできるようになった知識は一生ものです。楽しみながら少しの手間はかけてでも、自分自身でできるようになってみませんか?
《編集後記》
今日の新婚旅行記は最後の日に
一番大きな出来事があったのですが、
また別の機会に・・。